資料請求 無料で相談する
ピックアップコンテンツ
マーケティング

インタビューの質問例リスト50選!質問内容の作り方のコツ!

インタビューの質問例リスト50選!質問内容の作り方のコツ!

「質問って、意外と難しいな……」

インタビューの準備中、ふと立ち止まってしまう瞬間があるはずです。

聞きたいことはあるのに、うまく言語化できない。そんな悩み、オウンドメディアの運営をしているとよくありますよね。特に社内外の関係者を対象にする場合は、相手に気を遣いすぎて聞きたいことがぼやけてしまうこともあるでしょう。

この記事では、目的別に使える「インタビュー質問リスト」をご紹介します。

本記事で解説する内容

① インタビュー記事の質問リスト
② インタビュー記事の質問内容を作成するステップ
③ インタビュー記事の質問内容の作り方のコツ

誰に、何を、どのように聞けば良いのかが整理でき、企画の精度も自然と高まるはずですので、是非とも最後までお読みください。自社でインタビュー記事を作成する際に、ご活用ください。

COUNTER 株式会社
宮田 和也

X(旧: Twitter): @webkirin
COUNTER株式会社 代表取締役/SEOコンサルタント。
1993年生まれ。大学卒業後に外資系ITコンサルティング企業にてERP導入コンサルタントとして複数のシステム運用プロジェクトを経験。その後、CINCにてWebアナリスト、株式会社バンケッツにて不動産メディア事業責任者を経験し独立。フリーランスSEOコンサルタントを経験した後にニュートラルワークスにジョイン。SEO/コンテンツマーケティング戦略を得意分野とする。

◆ 経歴

2017年 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社/システムエンジニア(SAP Basis)

2018年 キャップジェミニ株式会社/ITコンサルタント(SAP SD/MM)

2019年 株式会社CINC/Webマーケティングアナリスト

2019年 株式会社バンケッツ/事業責任者(不動産メディア事業)

2020年 独立/Webマーケティングコンサルタント

2022年 株式会社ニュートラルワークス/執行役員 SEOコンサルティングリード
2024年 COUNTER株式会社 代表取締役



◆ 得意領域
・SEO戦略策定から実装支援(データベース・コンテンツ)
・コンテンツマーケティング戦略策定から実装支援

インタビューの質問例リスト

インタビューを成功させるためには、適切な質問を用意することが不可欠です。ここでは、さまざまな対象に応じた質問例をリストアップしました。これらの質問は、インタビューの目的や対象者の特性に合わせてカスタマイズすることができますので、ぜひ参考にしてください。

会社経営者への質問例10件

会社経営者へのインタビューは、企業のビジョンや戦略、文化を深く理解するための貴重な機会です。以下に、経営者に対して効果的に質問できる例を10件ご紹介します。

No質問意図
1会社の設立の背景について教えてください。経営者がどのような思いで会社を立ち上げたのか、その背景を知ることで、企業の理念や価値観を理解する手助けになります。
2現在のビジネスモデルの強みは何ですか?経営者の視点から、競合他社と比較した際の自社の強みを聞くことで、業界内でのポジショニングを把握できます。
3今後の成長戦略についてお聞かせください。企業の未来に対するビジョンや計画を知ることで、経営者の考え方や市場に対するアプローチを理解できます。
4社員に求める姿勢やスキルは何ですか?経営者が重視する人材像を知ることで、企業文化や職場環境についての洞察が得られます。
5競争が激しい業界での差別化戦略は?競争環境における自社の立ち位置や戦略を聞くことで、経営者の戦略的思考を理解できます。
6最近の業界トレンドについてどう考えていますか?経営者の視点から業界の動向を聞くことで、今後の市場の変化に対する洞察を得ることができます。
7失敗から学んだことは何ですか?経営者の経験談を通じて、成功だけでなく失敗からの学びを知ることで、より人間味のあるストーリーが引き出せます。
8社会貢献活動についての考えは?企業の社会的責任や倫理観についての考えを聞くことで、経営者の価値観を理解する手助けになります。
9今後の技術革新に対する考えは?技術の進化がビジネスに与える影響についての見解を聞くことで、経営者の未来志向を知ることができます。
10経営者としてのモチベーションは何ですか?経営者自身の原動力や情熱を知ることで、企業の背後にある人間的な側面を理解することができます。

これらの質問を通じて、経営者の考えや企業の方向性を深く掘り下げることができるでしょう。インタビューを通じて得られる情報は、読者にとっても非常に価値のあるものとなります。

会社担当者への質問例10件

会社担当者へのインタビューは、企業の実情や戦略を深く理解するための貴重な機会です。ここでは、会社担当者に対して効果的に質問できる10の例を紹介します。

No質問意図
1御社のビジョンやミッションについて教えてください。企業の根幹を理解するための基本的な質問です。
2最近のプロジェクトや取り組みについてお聞かせください。現在進行中の活動を知ることで、企業の方向性を把握できます。
3競合他社と比べて、御社の強みは何だと考えていますか?競争環境における自社の立ち位置を明確にするための質問です。
4顧客からのフィードバックはどのように活用していますか?顧客の声をどのように反映させているかを知ることができます。
5今後の市場動向についてどのように予測していますか?業界の未来を見据えた考え方を引き出す質問です。
6社内のコミュニケーションはどのように行われていますか?組織文化や働き方を理解するための重要なポイントです。
7新しい人材を採用する際、最も重視するポイントは何ですか?人材戦略や企業文化を知る手がかりになります。
8御社のCSR(企業の社会的責任)活動について教えてください。社会貢献に対する姿勢を知ることができる質問です。
9最近の成功事例や失敗事例についてお話しいただけますか?実際の経験を通じて、学びや成長の過程を知ることができます。
10今後の目標や計画についてお聞かせください。企業の将来像を描くための重要な情報を得ることができます。

これらの質問を通じて、会社担当者からの具体的な回答を引き出し、インタビューの質を高めることができるでしょう。

アーティストへの質問例10件

アーティストへのインタビューは、その創造性や個性を引き出す絶好の機会です。以下に、アーティストに対して効果的な質問例を10件ご紹介します。

No質問意図
1あなたの作品に込めたメッセージは何ですか?作品の背後にある意図やテーマを探る質問です。
2創作活動を始めたきっかけは何ですか?アーティストの原点や動機を知ることで、彼らの背景を理解できます。
3普段のインスピレーション源はどこにありますか?どのようなものから影響を受けているのかを知ることで、作品の理解が深まります。
4作品制作のプロセスについて教えてください。具体的な制作過程を聞くことで、アーティストの技術や思考を知ることができます。
5あなたにとって「成功」とは何ですか?アーティストの価値観や目標を探る質問です。
6これまでのキャリアで最も印象に残っている出来事は何ですか?重要な経験や転機を知ることで、彼らの成長を理解できます。
7今後挑戦してみたいことはありますか?未来への展望や新たな挑戦について聞くことで、アーティストの意欲を感じられます。
8他のアーティストとのコラボレーションについてどう思いますか?コラボレーションの意義や経験についての考えを引き出す質問です。
9ファンとの交流はどのように行っていますか?ファンとの関係性やコミュニケーションのスタイルを知ることができます。
10あなたの作品が社会に与える影響についてどう考えていますか?アートの社会的役割や影響力についての意見を聞くことで、より深い理解が得られます。

これらの質問を通じて、アーティストの内面や作品への思いを引き出し、読者にとって魅力的なインタビューを実現しましょう。

学生(高校生、大学生)への質問例10件

学生へのインタビューは、彼らの視点や経験を深く理解するための貴重な機会です。以下に、学生に対して効果的な質問例を10件ご紹介します。

No質問意図
1あなたが現在学んでいることについて教えてください。学生の学びの内容を知ることで、彼らの興味や専門性を理解する手助けになります。
2将来の夢や目標は何ですか?彼らの将来に対するビジョンを聞くことで、モチベーションや価値観を探ることができます。
3学校生活で一番印象に残っている出来事は何ですか?学生の経験を通じて、彼らの成長や変化を知ることができます。
4友人との関係についてどう思いますか?社会性や人間関係の構築についての考えを引き出すことができます。
5好きな科目や嫌いな科目は何ですか?その理由は?学生の興味や苦手意識を理解する手助けになります。
6課外活動やクラブ活動に参加していますか?その経験について教えてください。学校外での活動を通じて、彼らのスキルやチームワークの経験を知ることができます。
7最近のニュースや社会問題についてどう思いますか?学生の社会意識や考え方を知る良い機会です。
8学業とプライベートのバランスをどう取っていますか?時間管理やストレス管理についての考えを引き出すことができます。
9あなたにとっての「成功」とは何ですか?成功の定義は人それぞれであり、彼らの価値観を知る手助けになります。
10今後の学びや成長に向けて、どのようなことに挑戦したいですか?未来への意欲や挑戦心を探ることができる質問です。

これらの質問を通じて、学生の考えや感情を深く掘り下げることができ、インタビューの質を高めることができるでしょう。

メディア運営・インタビュアーへの質問例10件

インタビューを行う際、メディア運営やインタビュアーに対して適切な質問を用意することは、質の高い情報を引き出すために非常に重要です。以下に、メディア運営やインタビュアーに特化した質問例を10件ご紹介します。

No質問意図
1あなたがメディアを運営する上で、最も大切にしている価値観は何ですか?この質問は、インタビュイーの信念や運営方針を理解する手助けになります。
2どのようなコンテンツが特に読者に支持されていると感じますか?読者のニーズを把握するための重要な質問です。
3インタビューを行う際、特に気をつけているポイントは何ですか?インタビュアーとしてのスタンスや心構えを知ることができます。
4過去のインタビューで印象に残っているエピソードを教えてください。具体的な経験を通じて、インタビュアーの視点を深く理解できます。
5メディア運営において、どのような課題に直面していますか?業界の現状や課題を知るための質問です。
6新しいトレンドや技術がメディア運営に与える影響についてどう考えていますか?未来の展望や変化に対する考えを引き出すことができます。
7インタビューを通じて、どのような情報を最も重視していますか?情報の優先順位を知ることで、インタビューの焦点を絞る手助けになります。
8読者とのコミュニケーションをどのように図っていますか?読者との関係構築についての考えを聞くことができます。
9今後のメディア運営において、どのようなビジョンを持っていますか?長期的な目標や夢を知ることで、インタビュイーの人となりを理解できます。
10他のメディアと差別化するために、どのような工夫をしていますか?競争の中での独自性や戦略を探るための質問です。

これらの質問を参考にすることで、メディア運営やインタビュアーの視点を深く掘り下げ、より充実したインタビューを実現することができるでしょう。

インタビューの質問内容を作成するステップ

インタビューを成功させるためには、下記のような適切な工程を経て、インタビュー内容を決める必要があります。

インタビューの質問内容を作成するステップ

① インタビューの目的を決める
② 相手の情報を調査する
③ 質問を作成する
④ 質問リストを事前に相手に送る

ここでは、効果的な質問を作成するためのステップをいくつかご紹介します。

インタビューの目的を決める

インタビューを成功させるための第一歩は、明確な目的を設定することです。目的がはっきりしていないと、質問が散漫になり、インタビューの質が低下してしまいます。

まずは、インタビューを通じて何を得たいのか、どのような情報を引き出したいのかを考えましょう。例えば、新商品の開発に関するインタビューであれば、顧客のニーズや市場のトレンドを把握することが目的となります。

また、目的を設定する際には、ターゲットとなる相手の特性や背景も考慮することが大切です。経営者に対するインタビューと、一般社員に対するインタビューでは、求める情報やアプローチが異なるため、それぞれに適した目的を設定する必要があります。

相手の情報を調査する

相手について、十分な情報を調査することも忘れてはなりません。

まずは、相手のプロフィールを確認しましょう。公式ウェブサイトやSNS、関連するニュース記事などを通じて、相手の経歴や現在の活動を把握することが重要です。

次に、相手が関わっている業界やトレンドについても調査しておくと良いでしょう。業界の動向や競合他社の状況を理解することで、相手の意見や見解を引き出すための質問が考えやすくなります。

さらに、相手の過去のインタビューや講演をチェックすることも有効です。これにより、相手がどのようなテーマに興味を持っているのか、またはどのようなスタンスを持っているのかを把握することができ、インタビューの際にその情報を活用することができます。

質問を作成する

インタビューの質問を作成する際には、インタビューの目的を明確にし、何を知りたいのか、どのような情報を引き出したいのかを考えることで、質問の方向性が定まります。

次に、相手の背景や専門性を考慮することが大切です。例えば、経営者に対してはビジネス戦略や経営理念に関する質問が適切ですが、アーティストには創作活動やインスピレーションに関する質問が求められます。相手の立場や経験に応じた質問を用意することで、より深い対話が生まれるでしょう。

質問リストを事前に相手に送る

インタビューを成功させるためには、事前の準備が欠かせません。その中でも特に重要なのが、質問リストを相手に事前に送ることです。このプロセスは、インタビューの質を高めるだけでなく、相手に安心感を与える効果もあります。

まず、質問リストを送ることで、相手はどのような内容が話されるのかを把握できます。これにより、インタビュー当日に緊張することなく、自分の意見や考えをしっかりと伝えることができるでしょう。

また、事前に質問を確認することで、相手が準備をする時間を持つことができ、より具体的で深い回答を引き出すことが可能になります。

インタビューの質問内容の作り方のコツ

インタビューを成功させるためには、下記にあげるような質問項目作成のコツを押さえる必要があります。

インタビューの質問内容の作り方のコツ

① オープン/クローズド・クエスチョンを使い分ける
② 「6W2H」を具体的にする
③ 簡潔でわかりやすい質問にする
④ 質問は中立的な表現を心掛ける
⑤ 必須の質問と予備の質問を準備する

ここでは、効果的な質問を作成するためのコツをいくつかご紹介します。

オープン/クローズド・クエスチョンを使い分ける

インタビューを成功させるためには、質問の形式を適切に使い分けることが重要です。

特に「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」の2つのタイプの質問を理解し、効果的に活用することで、より深い情報を引き出すことができます。

オープン・クエスチョンは、回答者が自由に意見や感情を表現できる質問です。例えば、「あなたの会社のビジョンについて教えてください」といった質問は、回答者に多くの情報を提供する機会を与えます。この形式の質問は、相手の考えや価値観を深く理解するのに役立ちます。

一方、クローズド・クエスチョンは、はい・いいえや選択肢の中から答える形式の質問です。例えば、「あなたの会社は今年の売上目標を達成しましたか?」という質問は、具体的な答えを引き出すのに適しています。この形式は、データや事実を確認する際に非常に有効です。

「6W2H」を具体的にする

インタビューの質問を作成する際に、「6W2H」を意識することが重要です。

「6W2H」とは、Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)、およびHow much(いくらで)とHow many(いくつ)を指します。

まず、Whoについて考えると、インタビュー対象者の背景や立場を理解することが重要です。相手がどのような経験を持っているのか、どのような視点から話を聞くことができるのかを把握することで、より深い質問が生まれます。

次に、Whatでは、具体的に何を聞きたいのかを明確にします。テーマやトピックを絞り込むことで、質問が焦点を持ち、相手も答えやすくなります。

WhenやWhereについては、インタビューのタイミングや場所が質問内容に影響を与えることがあります。特定の出来事や状況に関連する質問をすることで、より具体的な回答を引き出すことができます。

WhyやHowに関しては、相手の考えや行動の理由を探ることができるため、深い洞察を得る手助けになります。特に、How muchやHow manyは、具体的なデータや数字を求める際に有効です。

簡潔でわかりやすい質問にする

インタビューを成功させるためには、質問が明確であることが不可欠です。

特に、相手にとって理解しやすい言葉を選ぶことが重要です。質問が複雑すぎたり、専門用語が多すぎたりすると、相手は答えにくくなり、意図した情報を引き出すことが難しくなります。

質問を作成する際には、シンプルな言葉を使うことを心掛けましょう。例えば、「あなたのビジョンについて教えてください」という質問は、具体的な内容が不明瞭です。これを「今後5年間で達成したい目標は何ですか?」といった具体的な質問に変えることで、相手は答えやすくなります。

質問は中立的な表現を心掛ける

インタビューを行う際、相手に対して中立的な立場を保つことは、インタビューの質を高めるための鍵となります。中立的な質問は、相手が自由に意見を述べることを促し、偏った回答を避けることができます。

例えば、「あなたはこのプロジェクトが成功すると思いますか?」という質問は、相手に特定の答えを期待させる可能性があります。

一方で、「このプロジェクトについてどう思いますか?」といった中立的な表現にすることで、相手は自分の意見を自由に述べることができ、より豊かな情報を引き出すことができます。

必須の質問と予備の質問を準備する

インタビューを成功させるためには、必須の質問と予備の質問をしっかりと準備することが重要です。

必須の質問とは、インタビューの目的を達成するために絶対に聞かなければならない質問のことです。これらの質問は、インタビューの核心に迫るものであり、相手の意見や経験を引き出すための重要な手段となります。

一方、予備の質問は、インタビューの進行に応じて柔軟に使える質問です。相手の回答によっては、必須の質問だけでは十分な情報を得られない場合もあります。そのため、予備の質問を用意しておくことで、会話をスムーズに進めることができ、より深い洞察を得ることが可能になります。

まとめ

この記事では、さまざまな対象に対する質問例を紹介し、インタビューの準備をスムーズに進めるためのステップやコツも解説しました。

インタビューの目的を明確にし、相手の背景を理解することが、効果的な質問作成の第一歩です。また、質問リストを事前に共有することで、相手も心の準備ができ、より良い対話が生まれるでしょう。

最後に、インタビューは単なる質問のやり取りではなく、相手とのコミュニケーションを通じて新たな発見を得る貴重な機会です。

ぜひ、今回ご紹介した質問例や作成のコツを参考にして、次回のインタビューに活かしてみてください。あなたのインタビューが、より充実したものになることを願っています。