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Webサイト制作の流れと各工程の役割をプロ目線で解説

Webサイト制作は「デザインを作って公開するだけ」と思われがちですが、実際には企画・設計から制作、公開後の運用まで複数の工程を踏んで進められます。そしてこの流れを正しく理解していないと、想定よりも期間が長引いたり、費用が膨らんだりするケースも少なくありません。

そこで本記事では、Webサイト制作の基本的な流れをわかりやすく整理しながら、各工程ごとの制作期間や費用の目安についてもWeb制作のプロの視点で徹底解説します。

本記事で解説する内容

① サイト制作前の準備と計画
② 設計・デザイン・コーディングの工程
③ 公開後のチェックや運用体制

本記事をお読みいただき、制作の全体像を把握し、各工程の目的や進め方を理解することで、無駄のないスムーズな進行が可能になりますので、是非とも最後までお読みください。

COUNTER 株式会社
森 正吾

X(旧: Twitter): @wed_sou
COUNTER株式会社 CCO/制作プロデューサー。
1992年生まれ。WEBデザイナー ・コーダー としてWEB系ベンチャー企業でキャリアスタートし、株式会社antにてフロントエンドエンジニアとして大企業や官公庁のプロジェクトを経験。 その後、都内WEB系企業にて上場企業を中心に、ディレクション、商談、コンペ提案まで幅広く担当。 BtoB、サービス、IR、採用、イベント系、アプリ(webview)など幅広く経験。COUNTERではクリエイティブと制作部門の統括を行っている。

Webサイト制作の大まかな流れと期間

Webサイト制作は、単なるデザインやコーディングだけでなく、計画的なプロセスを経て完成します。一般的には、Webサイト制作は以下の5つのステップです。

Webサイト制作の大まかな流れと期間

① Webサイト制作前に行う準備
② Webサイトの設計を行う
③ Webサイトのデザイン制作を行う
④ コーディングを行い実装を進める
⑤ Webサイトを公開して死活監査する

以下でそれぞれのステップの詳細を紹介していきます。

ステップ1:Webサイト制作前に行う準備

Webサイト制作を成功させるためには、まずしっかりとした準備が不可欠です。

  1. WebサイトやHP制作の目的を明確にする
  2. 競合分析を行う
  3. サイトへの集客方法とコンバージョンを定義する
  4. 制作するWebサイトの各KPIを決める
  5. 自社のコンセプトやターゲットを決める

準備をしっかりと行うことで、次のステップへとスムーズに進められるでしょう。

WebサイトやHP制作の目的を明確にする

目的が不明確なまま制作を進めると、サイトの方向性が定まらず、結果として効果的なコンテンツやデザインが生まれにくくなります。まずは、何のためにWebサイトを作成するのかを考えましょう。

まずは具体的なターゲットユーザーを設定することが重要です。誰に向けて情報を発信するのかを明確にすることで、コンテンツの内容やデザイン、ユーザー体験をより効果的に設計することができます。

さらに、目的を明確にすることで、サイト制作の進行中における判断基準も得られるようにしましょう。例えば、デザインや機能の選定、コンテンツの優先順位付けなど、目的に沿った選択を行うことで、より一貫性のあるサイトを構築することが可能です。

競合分析を行う

同じ業界や市場で活動している競合他社のウェブサイトを調査し、強みや弱みを把握することが大切です。競合のサイトを分析することで、自社のサイトがどのように差別化できるかを考える材料を得ることができます。

まず、競合のウェブサイトを訪れ、デザインやコンテンツ、ユーザーエクスペリエンスを観察します。特に、どのような情報が提供されているのか、どのようなデザインが使われているのか、そしてユーザーがどのようにサイトをナビゲートしているのかを注意深く見ることが重要です。

次に、競合の強みと弱みをリストアップします。例えば、競合が提供しているサービスの質や価格、顧客対応の良さなどを評価し、自社がどのようにそのギャップを埋めることができるかを考えます。

競合分析を通じて得た情報は、サイトのコンテンツやデザイン、マーケティング戦略に反映させることができ、より効果的なWebサイト制作に繋がるでしょう。

関連記事: BtoBサイト調査手法のポイント!成果につながる競合比較方法を解説!

サイトへの集客方法とコンバージョンを定義する

集客方法とは、どのようにして訪問者をサイトに誘導するかを指します。これには、SEO(検索エンジン最適化)、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、広告(リスティング広告やバナー広告)など、さまざまな手法があります。

次に、コンバージョンとは、訪問者がサイト内で特定のアクションを起こすことです。例えば、商品の購入、資料請求、ニュースレターの登録などが該当します。コンバージョンを定義することで、サイトの目的を明確にし、訪問者に対してどのような行動を促すかを考えることができます。

集客方法とコンバージョンをしっかりと定義することで、Webサイトの効果を最大限に引き出すことが可能になるでしょう。

制作するWebサイトの各KPIを決める

KPIは、サイトのパフォーマンスを測定し、目標達成に向けた進捗を確認するための指標となります。まずは、どのような指標を設定するかを明確にすることが必要です。

例えば、訪問者数やページビュー数、滞在時間、直帰率などのトラフィック関連のKPIが考えられます。また、コンバージョン率やリード獲得数、売上高など、ビジネスの成果に直結するKPIも重要です。

さらに、KPIは定期的に見直すことも大切です。市場の変化やユーザーのニーズに応じて、目標を柔軟に調整することで、より効果的なサイト運営が可能になります。

関連記事: オウンドメディアのKGI・KPIとは?役割や設計のポイントを解説!

自社のコンセプトやターゲットを決める

自社のコンセプトとは、企業やブランドが提供する価値や理念を指します。これを明確にすることで、サイト全体の方向性が定まり、訪問者に対して一貫したメッセージを伝えることができます。

次に、ターゲットの設定です。ターゲットとは、製品やサービスを利用してほしい顧客層のことを指します。年齢、性別、職業、趣味など、さまざまな要素を考慮しながら、具体的なペルソナを設定することが重要です。

このように、自社のコンセプトとターゲットをしっかりと定めることで、Webサイトの設計やデザイン、コンテンツ制作においても一貫性が生まれ、訪問者にとって魅力的なサイトを作る基盤が整います。

ステップ2:Webサイトの設計を行う

Webサイトの設計では、サイトの全体的な構造や各ページの役割を明確にし、ユーザーがスムーズに情報を得られるようにすることが大切です。

  1. サイト構造を設計してフロー図(フローチャート)を描く
  2. 各ページの実装要件を決める
  3. 各ページのワイヤーフレームを作成する

見やすいWebサイトにするためにも、正しい設計方法を行えるようにしましょう。

サイト構造を設計してフロー図(フローチャート)を描く

Webサイトの設計において、サイト構造を明確にすることは重要です。まずは、サイト全体の情報を整理し、どのようなページが必要かを洗い出します。ユーザーがどのようにサイトを利用するかを考慮し、ナビゲーションの流れを意識することが求められます。

次に、フロー図(フローチャート)の作成です。フロー図は、サイト内のページ間の関係性やユーザーの動線を視覚的に示すもので、全体の構造を把握するのに役立ちます。

フロー図を描く際には、各ページの役割や目的を明確にし、必要なリンクやボタンを配置することも考慮しましょう。これにより、ユーザーが求める情報にスムーズにたどり着けるようになります。

各ページの実装要件を決める

サイト全体の目的やターゲットユーザーに基づいて、各ページが果たすべき役割や機能を定義することが大切です。

具体的には、どのような情報を提供するのか、どのようなアクションを促すのかを考慮し、ページごとの要件を整理します。

まず、各ページの内容を決定する際には、ユーザーが求める情報やサービスを中心に据えることが大切です。例えば、商品ページであれば、商品の詳細情報や価格、購入ボタンなどが必要です。また、ブログ記事ページでは、タイトル、本文、関連リンクなどが求められます。

次に、各ページの機能要件も考慮する必要があります。例えば、問い合わせフォームやSNSシェアボタン、検索機能など、ユーザーがインタラクションを行うための要素をどのように配置するかを決めます。

最後に、実装要件を文書化し、チーム内で共有することも忘れずに行いましょう。これにより、制作チーム全体が同じ方向を向いて作業を進めることができ、効率的な制作が実現します。

各ページのワイヤーフレームを作成する

ワイヤーフレームとは、ページのレイアウトや構成を視覚的に表現したもので、デザインの基盤になります。

この段階では、具体的なデザイン要素やコンテンツの配置を決定する前に、全体の流れやユーザーの動線を明確にすることが大切です。

まず、ワイヤーフレームを作成する際には、各ページの目的を考慮することが重要です。例えば、ランディングページであれば、訪問者がどのようなアクションを取ることを期待しているのかを明確にし、そのための要素を配置します。

ワイヤーフレームは、手書きのスケッチから始めても良いですし、専用のツールを使用してデジタルで作成することも可能です。ツールを使用する場合、FigmaやAdobe XDなどが人気です。

最後に、ワイヤーフレームが完成したら、関係者と共有しフィードバックを受けることが重要です。これにより、初期段階での問題点を洗い出し、より良いサイト設計へとつなげることができます。

ワイヤーフレームは、Webサイト制作の成功に向けた重要なステップであり、しっかりとした基盤を築くための鍵となります。

ステップ3:Webサイトのデザイン制作を行う

Webサイトのデザイン制作は、ユーザーにとっての第一印象を決定づける重要なステップです。

この段階では、サイトのビジュアル要素やユーザーインターフェースを具体化し、訪問者が快適に利用できるように工夫します。

まず、ブランドのアイデンティティを反映させるために、色彩やフォント、画像などのビジュアル要素を選定します。これにより、サイト全体の統一感が生まれ、訪問者に強い印象を与えることができます。

次に、レスポンシブデザインを考慮することも欠かせません。スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスでの表示に対応できるように、デザインを調整することで、どの環境でも快適に閲覧できるサイトを目指します。

最後に、デザイン案が完成したら、関係者とのレビューを行い、フィードバックを受け取ります。このプロセスを通じて、デザインの改善点を見つけ出し、最終的なデザインをブラッシュアップしていくことが大切です。

関連記事: BtoBのWebサイトデザインの選び方!参考になる成功事例も紹介

ステップ4:コーディングを行い実装を進める

Webサイト制作の第4ステップは、コーディングを行い実装を進める段階です。この工程では、設計段階で決定したワイヤーフレームやデザインを基に、実際にWebサイトを構築していきます。

コーディングは、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用して行われ、サイトの見た目や動作を実現する重要な作業です。

まず、HTMLを用いてページの構造を作成します。これにより、テキストや画像、リンクなどのコンテンツがどのように配置されるかを決定します。

次に、CSSを使ってデザインを適用し、色やフォント、レイアウトを整えましょう。これにより、ユーザーにとって魅力的で使いやすいサイトが完成します。

さらに、JavaScriptを活用してインタラクティブな要素を追加することも重要です。例えば、スライドショーやポップアップウィンドウ、フォームのバリデーションなど、ユーザーの操作に応じて動的に変化する機能を実装します。

コーディングが完了したら、各ページの動作確認を行い、ブラウザ間での表示の違いやレスポンシブデザインのチェックも忘れずに行いましょう。これにより、さまざまなデバイスでの表示が適切であることを確認し、ユーザーにとって快適な閲覧環境を提供することができます。

ステップ5:Webサイトを公開して死活監査する

Webサイトの制作が完了したら、いよいよ公開のステップです。しかし、公開後も注意が必要です。

まず、公開前に最終確認を行い、すべてのリンクが正しく機能しているか、表示が崩れていないかをチェックします。最近では、スマートフォンからのアクセスが増えているため、レスポンシブデザインが適切に機能しているかを確認することが大切です。

次に、公開後の死活監査では、サイトのパフォーマンスを定期的にモニタリングします。具体的には、ページの読み込み速度やサーバーの稼働状況、エラーページの発生状況などをチェックします。

また、アクセス解析ツールを活用して、訪問者の行動を分析することも重要です。どのページが人気か、どの経路で訪問者がサイトにたどり着いたかを把握することで、今後の改善点を見つける手助けになります。

公開後の死活監査は、単なる確認作業ではなく、サイトの運営を成功させるための重要なプロセスであることを忘れないようにしましょう。

まとめ

Webサイト制作は、企画・設計、デザイン、開発、公開、運用といった複数の工程が連携して初めて成果につながります。それぞれの工程には明確な役割があり、どれか一つでも疎かにすると、集客できないサイトや運用しづらいサイトになってしまいます。

本記事では、プロの視点から各工程の目的と重要ポイントを解説しました。制作の流れを正しく理解することで、品質の高いWebサイトを効率よく構築でき、ビジネス成果につながるサイト運営が可能になります。

COUNTER株式会社では、SEOとクリエイティブを両立したWebサイト制作を得意としていますが、これから質の高いクリエイティブWebサイト制作をご検討の方は、いつでもお声がけください。